Actualités - GCC便り
ビオのシャンパーニュ
ビオ・シャンパーニュの試飲会に初参加してきました。
シャンパーニュでビオ認証を受けるには、ビオ栽培を4年とビオ醸造を2年続けた後、つまりビオへの転換を決めた後少なくとも6年かかります。2017年時点でシャンパーニュのビオ畑は867ヘクタール(内1/3は転換中)で、シャンパーニュ総面積の2%強でしかありません。
数ある規制のなかで、亜硫酸の許容量は150mg/ℓと、ビオなのにとても多いことに驚きました。シャンパーニュが若いうちは果実味が亜硫酸で覆い隠されてしまう印象があるので、GCCは亜硫酸量30mg/ℓ程度の作り手を推奨しています。
(須藤)
須藤 秀章
1986年にAcadémie du Vinでワインに開眼。CIDDのAlain Segel氏によるワインと料理の組み合わせ(Mariage)に感動して以後、自らも垂直試飲・平行試飲を中心とする比較試飲会を企画。在パリのワイン愛好者が集まっての試飲会を1991年にGrand Cru Clubと名付ける。
1995年より日本でも試飲会を開催。パリでの試飲会にワイン生産者を招いたり、産地を訪問して葡萄の生育や醸造への理解を深めるツアーを企画したり、ワインのもたらす楽しみを少しでも多くの人と分かち合うために情熱を傾けている。
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